2003.02.15 Saturday
タワーレコード新宿店・渋谷店の特典についていた、インストア・ライヴの抽選券。これに当選すると見れてしまうという、インストア・ライヴに行ってきました。
場所はタワーレコード新宿店の屋上。遅刻しそうになって階段をダッシュで駆け上がった(ハタから見りゃヨタヨタドタドタそらのんびり)ため、外の空気が心地よくて。晴れた空に風船がふんわり流れてく。人でもいなければ、こんな休日、ごろんと横になって飽きないでいつまでも空を見上げていたいところ。
しばらく友人たちと雑談しつつ、ピーズの登場を待つ。かなり後ろからでもステージに立つはるさんアビさんは見えそうです。シンちゃんはちょっと無理かな。
そして、Theピーズのメンバー登場です。なんかはるさんご機嫌。アビさんもニコニコ顔。シンちゃんはやっぱり見えないや…。
1曲目「生きのばし」、2曲目「ゴーラン」。「3曲目、アビさん何演るかわかる?」というはるさんの問いかけに、あっ、今日はアルバム順なんだ、とココで気づく。バリヤバ片手に曲順を確かめるはるさん。リハでギターの音が出ないというハレンチ(?笑)な行為をしたアビさんは、「次ナニ?」と曲ごとに虐められてみたり。なんかまったり進んでいきました。
比較的暖かいといっても、冬。1曲終わるとMCをはさむので、その間に陽もゆっくりと沈んでいった。着ていたパーカーを脱いでTシャツ一枚になってたはるさん、ちょっと寒そう。「寒いねー」という言葉に「そうか?」のアビさん。「だってアビさんとこ日向じゃんよー、オレんとこなんて日陰なのよー」みたいなことを言ってたっけ。「ヤバイよ、今日って時間決まってるよね」と時間を気にしつつ9曲目「ギャンブル」まで。このアルバムでイチバン重要な「アワビチラリン」のところをアビさん歌わなかったでしょーとはるさん。そっか、ココが重要だったのか。
さー、次は初「使いのこし」か!と期待したところ、シンちゃんがthe pillowsのツアー中で、まだ練習不足でやれないとか。前日大阪で翌日名古屋。シンちゃん、ホントお疲れさまです。で、そのかわり、前日にひとり赤羽のスタジオで練習してきたというTHE BEATLES「YESTERDAY」を、はるさんギター、アビさんベース!で披露。ところが。これがまたヘロヘロで。最悪だな、オレ、とかなりへこみ気味。「チクショー!いいもん見れただろ、忘れてくれーっ!」(笑)
ラストはもちろんアルバムどおりに「グライダー」。アビさんのギターが始まって、なんとなく見上げた空の高いところにまた風船が。タワーさんの演出?と思わせるようなナイスなタイミングで、3つの白とピンクの風船がふわふわ漂っていきました。風も冷たくなってきて、コートの襟を合わせる。切ない。きれいだ。この曲を聴くと、いつもわたしは思い出の中に取り残されたような寂寥感を感じてしまう。やり切れない。でも色褪せない。そんなことを思いながら揺れていたら、陽の沈みかけた空を二羽のカラスが飛んでった。
* * *
出演:Theピーズ
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Text by かなえ
2003.02.15 Saturday
01. 生きのばし
02. ゴーラン
03. ブリロー
04. サイナラ
05. ひとりくらいは
06. バースデー
07. 無力
08. ヒッピー
09. ギャンブル
10. YESTERDAY
11. 喰えそうもねー
12. グライダー
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